The Quest of Means∞
‐サークルの世界‐
あとがき
これで、五年にも渡る長期連載は終了となります。長かった……途中一年くらいスランプでいっさい書けなかったので、実際は四年になるのかもしれませんが。
最初は殆ど何も考えずに書き始めましたし、途中でようやくプロットを作りつつ改訂しながら現在の原型を形成したので、初期の初期とはかなり内容や展開も異なっています。書きながらいろいろと設定を追加してもいるので、探してみると矛盾がありそうな気がします……そこもひっくるめて追々加筆修正していくつもりです。
とりあえず、今は完結まで突っ走る事を目標に頑張ったので、こうなりました。
ストーリーは、自分の書きたいと思ったシーンや要素を突っ込んで、その合間は書きながら考えていました。なので上記にもあるように矛盾が生じていたり、新しい設定が突然誕生していたりします。
あと、ゲームに例えるならばサブイベントに該当するものも結構組み込まれているので、サブキャラのみのシーンも多かったりしてます。
男女カプ要素もサブキャラの分まで入れてますからね。
でも、書きたい事はだいたい書けたので作者としては満足してます。加筆修正はちゃんとしますが。
そしてラストは四十章の後書きでも書いた通り、前々からこうしようと決めていました。おそらく未来編の構想ができていた辺りからです。ハッピーエンドにするつもりはありませんでした、という事だけ言っておきます。
キャラも、こいつ別に要らないんじゃ……? という子は何人か居ます。それでも、もう愛着が湧いちゃっているんですよ。
ストーリーと同じように書いている途中で生まれた子も居ます。でも、その子達も今は居なくてはならない存在だと思っています。これは作り話ではありますけれど、私の中には確かに存在している世界なので。だから、本筋にずっと関わっていなくても、その時に必要だったので登場した子が居ても良いと思っています。それに、他の時間軸との繋がりを仄めかしたいという理由もあるので。
とは言え、以前ツイッターでも呟いたように、もし物語の構成自体を組み直すとしたら、大幅に削ってしまうのでしょうが。でも現在の本編に愛着が湧いているので、余程の事が無い限りはそうしないつもりです。
ちなみに、初期の初期と比べると結構設定が変わっている子が多いです。性格はそんなに変化は無いですが、背景が付けられたり細かいところが変わっていたりします。
何分初めて完結まで漕ぎ付ける事ができたので、しばらくはこの余韻に浸っていたいと思います。処女作ではないのですが、今まで書いてきた長編はどれも途中で止まっちゃってますし、初めて人前に公開した小説にもなるので。
準備ができたら、次は過去編になるかと。
未来編は……五、六年後くらいに始まるんですかね……? ちょっとどうなるかは判りませんが、未来編までは小説で書ききりたいと思っています。もしお付き合いくださる方がいらっしゃいましたら、どうぞ宜しくお願いします。
それでは、ここまで読んでくださり、長らくお付き合いくださり、本当にありがとうございました!
2014.10.22 時雨優葵
2018.03.19加筆修正